プレスリリース

佐賀県立博物館「最上大業物 忠吉と肥前刀」展にて日本刀を体感できるイベント開催

リリース発行企業:佐賀県

情報提供:

佐賀県立博物館は、2019年4月12日(金)から7月15日(月・祝)まで開催中の「最上大業物 忠吉と肥前刀」展にて、「刀のことをもっと詳しく知りたい」というお客様からのご要望にお応えして、肥前刀の世界をより深く知ることのできる関連イベント『「日本刀」ってどんなもの?―刀の手入れと拵(こしらえ)あれこれ―』を、6月22日(土)に佐賀県立博物館3号展示室にて開催します。


肥前吉包作 江藤新平 佩刀

「最上大業物 忠吉と肥前刀」展は、江戸時代の専門書で「最上大業物(さいじょうおおわざもの)」と最高級の評価を受け、将軍家への贈答用として用いられた肥前刀を作った佐賀藩主鍋島家の御刀鍛冶(御用刀工)の肥前忠吉(肥前忠広)とその一門の作品を展示するもので、鎌倉時代から室町時代の名刀を、佐賀ゆかりの作品を中心に74点を紹介しており、「よみがえる肥前刀」以来15年ぶりの大規模な展覧会となります。

この関連イベント『「日本刀」ってどんなもの?―刀の手入れと拵(こしらえ)あれこれ―』では、太刀・刀(打刀)・脇指・短刀それぞれの拵(こしらえ)の違いや現代の白鞘(しらさや)※と昔の白鞘の違いを紹介し、実際に手入れの仕方などの話を交えながら、拵から外して白鞘に収めるまでの一連の工程を見ていただきます。
※白鞘…刀剣類を保管するための白木(無加工の木材)で作られた鞘

また、刀を手に持っていただき、実際の重さを体感していただきます。
※参加者多数の場合は、刀を全員に持っていただけない場合があります。

参加費無料で事前申込は不要ですので、ぜひお気軽にお越しください。


■関連イベント「日本刀」ってどんなもの?―刀の手入れと拵(こしらえ)あれこれ―
日時:2019年6月22日(土曜日)14時~15時予定
場所:佐賀県立博物館3号展示室(展示会会場)
講師:佐賀県立博物館 職員
参加費:無料
事前申込:不要
問合せ先:佐賀県立博物館・美術館 TEL:0952-24-3947 Email:hakubi@pref.saga.lg.jp



後期展示の目玉は、「佐賀の八賢人」の一人江藤新平の佩刀


本展では、5月末から6月はじめにかけて展示入れ替えを行い、後期展示となりました。後期展示の目玉は、八代忠吉の弟子、吉包(よしかね)が作った、佐賀藩出身の幕末の志士、江藤新平の佩刀(はいとう:身につけていた刀)です。

江藤新平は、明治新政府で司法制度や学校制度の改革に携わり、大きな功績を残した、「佐賀の八賢人」の一人です。



この刀には珍しいことに、刀身に「遠くは神武の遺蹤(いしょう)を履(ふ)み、近くは天智の基業を襲う」と文字が彫られています。古来の天皇の偉業を手本として、明治天皇とともに新しい時代を作り出していくぞという、江藤の勤皇の心意気が込められた言葉なのです。

また、この刀は、他の日本刀と比較すると、切先(刃の先端部分)が大きく幅が広いことが特徴で、天皇親政が行われた南北朝時代の刀を思わせる豪壮な作りになっています。

肥前吉包作 江藤新平 佩刀
江藤は、南北朝時代の代表的な天皇である後醍醐天皇を支えた楠正成を崇敬する「楠公義祭同盟(なんこうぎさいどうめい)」のメンバーでもありました。この刀は、彫られた文字やその姿から考えても、実用や護身用というよりは、いわば江藤にとっての「特別なお守り」のようなものだったのではないか、と考えられます。
江藤の精神的な拠り所も垣間見える、とても貴重な資料だといえます。



このほか、展覧会には、鐔(つば)など、計約17点の資料が新しくお目見えしています。
刀身を彩った華麗な文様や透かし彫りの鐔にも、ぜひご注目ください。




■「最上大業物 忠吉と肥前刀」展
会期:2019年4月12日(金曜日)~7月15日(月曜日・祝日)【休館日】毎週月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌火曜日
開館時間:9時30分~18時
場所:佐賀県立博物館3号展示室(展示会会場)
観覧料:無料
主催:佐賀県立博物館
展示内容:刀剣、鍔、拵など 74件(予定)
問合せ先:佐賀県立博物館・美術館 TEL:0952-24-3947 Email:hakubi@pref.saga.lg.jp

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