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佐賀県がネット通販支援プログラム説明会 アドバイザーに「先輩店舗」招く

実際のネット通販店舗を参加者で議論するレベルアップ講座の様子

実際のネット通販店舗を参加者で議論するレベルアップ講座の様子

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 「グランデはがくれ」(佐賀市天神2)で6月28日、佐賀県が「楽天市場」と提携し、新規出店や海外向けネット販売を支援する「『Webマルシェ』×『スクール』」プログラム説明会が行われる。

「Webマルシェ」×「スクール」 スタートアップ講座の様子

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 ネット通販の出店支援やサポートを通じて県内事業者の販路拡大を応援しようと、佐賀県は2012年から「楽天市場」と提携し、出店直後のフォロー講座や既存出店者向けのレベルアップ講座、出店者同士のネットワークづくり、海外販売を考える店舗向けの講座を開くプログラムを展開している。県担当者によると、4年間で延べ98社が参加。地方自治体がネット通販の出店支援を行うのは全国的にも珍しい取り組みという。

 本プログラムは、楽天市場でアロマランプを販売する「イマリ」(佐賀市鍋島町森田)の久保雅也さん、健康食品販売する「エリカ健康道場」(佐賀市高木瀬東)の北島昭博さんらが「先輩店舗」アドバイザーとして参加予定。

 昨年のプログラムで、ネット店舗作りで失敗と成功を繰り返し続けた苦労が売り上げにつながった経験から「ネット販売は厳しい世界」とした上でアドバイザーらは、講座だけでなく、SNSやメーリングリストで受講者グループを組み、連日、グループ内での売り上げ報告や販売企画のディスカッション重ねるなど、参加店のネット通販店舗運営の後押しをしてきた。

 佐賀県産業労働部経営支援課の服部真紀夫さんは「当初は支援事業者の審査と採択をしていたが、現在のプログラムはネット販売に意欲ある事業者を広く支援することに切り替え、県内のネット通販に取り組む店を増やしたいと考えている。講座参加店の真剣な議論の雰囲気はネット販売だけにとどまらない効果を感じる。今年も意欲ある事業者はまず説明会に参加してほしい」と呼び掛ける。

 参加申し込みは「楽天」地域活性部へ申し込み用紙をFAXかメール。7月12日に唐津市、7月13日に有田町でも同様の説明会を開く予定。

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