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佐賀・願正寺本堂で「てらおん 夜桜コンサート」 しだれ桜とともに音楽を

昨年の様子

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 佐賀の願正寺(佐賀市呉服元町)本堂で4月7日、「第112回てらおん 夜桜コンサート」が開催される。

「ベニシダレ」が満開の願正寺境内

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 街なかで気軽に音楽を楽しんでもらおうと2006年9月に始まった同イベント。冬季を除く毎月第4土曜に、17時の鐘の音を合図に始まる。毎回2~3組のミュージシャンが県内外から訪れて演奏し、来場者は椅子や畳のスペースで自由に音楽を聴くことができる。歴史ある本堂の雰囲気や独特の音響が好評で、徐々に出演希望も増えてきているという。

 今回は毎年4月上旬に開催する「夜桜コンサート」として、境内のしだれ桜と音楽のどちらも鑑賞できる機会に通常500円の入場料を無料とし、出演者はいつもより多い4組を予定する。演奏を行うのは、鹿児島のアコースティック・ロックバンド「風街楽団」、佐賀を中心に活動する文化箏(ごと)のサークル「箏遊会(そうゆうかい)」、ピアノの徳永義昭さん、エレキベースとボーカルのユニット「*Heartland」。熊谷信隆住職も身近な話題で仏教にまつわる講話を行う。

 スタッフのおきつななこさんは「毎年この時期から11月まで月1度開催している。季節とともにいい音楽を聴くことができるイベント。ぜひそのスタートをたくさんの人と一緒に迎えられたら」と話す。「出演者の箏遊会は桜にちなんだ曲を1曲目に準備するなどこの季節にぴったり。風街楽団は、佐賀の人に満足してもらえる演奏をしたいと気合が入っている。それぞれの演奏にも期待してほしい」とも。

 ピアノ奏者の徳永義昭さんは、漁業の傍ら52歳でピアノを弾き始め、難曲といわれる「ラ・カンパネラ」に挑戦し現在6年目という。「とても緊張するが、演奏を披露できる機会があるのはうれしい」と笑顔を見せる。

 熊谷住職は「今年も多くの人に来てもらいたい。間近で素晴らしい演奏を聴くことができるので自分自身も毎回楽しみにしている。今年のしだれ桜は早く咲き始め、現在満開となっている」と来場を呼び掛ける。

 16時30分開場、17時開演。入場無料。問い合わせはおきつさん(TEL 080-6423-8539)まで。

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