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佐賀市中心街の海鮮ランチ店「花咲耶」2周年 目利きした魚で客との出会い楽しむ

「海鮮・花咲耶(はなさくや)」店主の田中秀夫さん(左)・世知子さん(右)

「海鮮・花咲耶(はなさくや)」店主の田中秀夫さん(左)・世知子さん(右)

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 佐賀市中心街にあるランチ専門店「海鮮・花咲耶(はなさくや)」(佐賀市白山2)が3月25日、2周年を迎えた。

仕入れる魚でネタが変わるという「海鮮丼」

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 佐賀市郊外で40年以上続く「田中鮮魚店」(佐賀市諸富町諸富津)を手掛ける、田中秀夫さん・世知子さん夫妻が運営する同店。

 世知子さんによると、秀夫さんが仕入れてさばく魚は客からも評判がよく、息子兄弟が経営する飲食店やすし店でも秀夫さんが目利きした魚を使っているという。

 新店オープンのきっかけは4年ほど前。鮮魚店で週2回、得意先への御用聞きをしていた時、NPO法人「まちづくり機構ユマニテさが」から、「中心街の活性化」のために出店の打診を受けたという。

 「ランチタイム限定と決め、体を動かすつもりで提案を受け入れた」と世知子さん。その後、夫婦で近隣の魚介料理店を食べ歩き、メニュー研究を重ねて2015年3月、オープンにこぎ着けた。

 秀夫さんがその日仕入れた魚を使ったメニューは、「海鮮丼」をはじめ、「あぶりサーモンイクラ丼」「タイとイクラ丼」「まぐろの山かけ丼」、「塩サバ定食」「紅シャケ定食」「まぐろカツ定食」(以上680円)など。

 世知子さんは「中心部に店を開いたことで新たな客との出会いがあった。話をすると誰かとつながっているなど『佐賀の狭さ』を感じた。客から『こんなに安くて大丈夫ですか』と言われるが、小遣い程度の利益が出ればそれ以上に得られるものが多い。それだけでうれしい」と笑顔を見せる。

 秀夫さんは「中心街での2年間の営業で、常連客の好み、年齢層による好みの違いが分かり楽しい。客からの好き嫌いや要望に合わせて海鮮丼のネタを変えたりすることもある。息子たちがそれぞれの店で私が仕入れた魚を生かしているように、私たちもここで私の魚を味わってもらい、店での出会いを楽しみたい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時。土曜・日曜・祝日定休。

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