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台湾のスーパーで「佐賀之味」フェア 佐賀の鮮度保持技術で新鮮野菜届ける

台湾のスーパーに並んだ佐賀からの新鮮野菜

台湾のスーパーに並んだ佐賀からの新鮮野菜

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 台湾・台北市の百貨店「SOGO台北店復興館」内のスーパー「city'super」で3月25日、「2016日本佐賀之味」と題した佐賀の特産品を販売するフェアが始まった。

オープニングセレモニーでは佐賀市の秀島敏行市長などが佐賀海苔のテープカットで開幕を祝った

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 親日家が現地に多いことから、佐賀市は台湾をターゲットに、観光情報発信や市産品の販路開拓を行っている。同フェアはその一環で、佐賀から持ち込んだ海苔、調味料、お菓子などが会場に並ぶ。オープニングセレモニーでは佐賀市の秀島敏行市長や市議会の福井章司議長、市観光親善大使と同スーパー最高執行責任者にあたる「営運長」の劉朝雄さんが佐賀海苔でテープカットし、フェア開幕を祝った。

 フェアで特に力を入れたのが、佐賀産の野菜。「道の駅 大和そよかぜ館」(佐賀市大和町梅野)が野菜の選定と発送を協力、炭化(佐賀市富士町古湯)の青果物鮮度保持剤「タンカフレッシュ」を使うことで、日本から船便で16日かかったにもかかわらず、新鮮な状態で空輸に比べると低コストで台湾に送ることができたという。

 フェアの準備など販路開拓を担当する同市商業振興課の杠精士郎さんは「佐賀野菜の輸送テストで本当に新鮮なまま届くのか不安だったが、予想を超えた新鮮さに驚いた。フェア前に台湾在住日本人や台湾人向けに2回の試食会も行い、現地のニーズや好みもつかんだ。フェアをきっかけに台湾の佐賀ファンを増やし、佐賀の食品を継続的に届ける仕組みづくりにつなげたい」と話す。

 4月14日まで。

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