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佐賀市で地域交流連携事業の成果報告会&交流会 130人が参加

トークセッションの様子

トークセッションの様子

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 「グランデはがくれ」(佐賀市天神2)で3月22日、「交流連携事業―地域を未来にツナグ 新たな出会い-」が開催された。主催は佐賀市。

交流会の様子

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 同市協働推進課によると、過疎化、少子高齢化の進展など地域をとりまく課題に対し、CSR活動に取り組む企業や市民活動団体、公民館をつなぐことで市民主体のまちづくりへ導きたいと、2014年4月に同市の「市民活動推進課」に、これまでほかの課に属していたまちづくりや中山間地支援を行う「地域コミュニティ室」と「公民館支援係」を統合し、「協働推進課」を立ち上げたという。

 同イベントは、市民活動に携わる人材育成、地域の公民館と市民活動団体との連携、市内それぞれの地域課題をその地域の住民による解決を目指す取り組みの成果報告と合わせて、地域課題解決に関わる企業や団体の交流の場にもしようと、昨年3月に初めて企画した。

 約130人が参加した今回は、古湯温泉などの観光資源を持つ佐賀市の富士公民館とNPO「ITサポートさが」が連携し、地域住民が富士地区のお宝情報をSNSで発信するという活動や、同市南部の本庄公民館と市民活動団体「佐賀子ども劇場」が連携し、「忍者ごっこ」を通じた地域の魅力を再発見する活動、市内16の公民館が取り組む課題解決活動の報告を行った。

 トークセッションでは、調剤薬局を運営する「ミズ」の地域連携・予防事業グループの田久保順也さん、単館系映画館を運営する「69’ners FILM」シアターシネマ支配人の重松恵梨子さん、NPO「佐賀子育て応援団ココロ」理事長の秋山広子さんが登壇、それぞれの事業を通じた地域貢献の取り組みや考え方を紹介。その後の交流会では、NPO「SAGAアウトドアガイドクラブ」、九州電力佐賀支社など12の企業や団体がブースを出展、参加者と今後の地域活動について意見を交わした。

 協働推進課副課長の北御門智子さんは「昨年のイベントは地域課題に向けた新しい取り組みにつながった。今年も新たな企業や団体の参加もあり、私たちも新たな視点を持つことができた。『地縁』と『志縁』の垣根を越えて、さまざまな立場の人が連携し、まちづくりを進めていけるよう、これからも行政として支えていきたい」と話す。

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