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佐賀・神埼で木材を知ってもらうイベント開催へ 林業の見方変えるきっかけに

今春開催した木工イベントの様子(写真提供=NPO森林をつくろう)

今春開催した木工イベントの様子(写真提供=NPO森林をつくろう)

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 製材所や貯木場を会場に県産木材を知るイベント「やま×もりフェスティバル」が11月25日、佐藤木材製材所・貯木ひろば(脊振町広滝)で開かれる。

「やま×もりフェスティバル」のチラシ

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 木材の良さを目で見て知ってもらおうと同イベントを企画したNPO「森林(もり)をつくろう」(神埼市脊振町鹿路)は、理事長・佐藤和歌子さんの「都会や町からみた山と、林業に携わる人々がみる山は必ずしも一緒ではない。実際に山で生活をしている者が立ち上がって山の現状や林業が抱える問題を発信することで、山に興味を持ってくれる人が一人でも出てきてくれたら」との思いから2005年に設立した。

 5回目の開催となる今回は、寺社建築に使う上質な木材から出た端材を活用した子ども向け体験コーナー「端材釣り」、シイタケを原木の調達から体験できる「椎茸原木調達&椎茸オーナー」を新たに企画した。原木に打ち込んだ菌種は、1年後に大きなシイタケとなって同イベント内で収穫する。会場では当日、6店ほどの飲食・雑貨店が出店するほか、端材の直売も行う。

 佐藤さんは「秋から春の寒い時期は、木工には最適な季節。この機会に、森に囲まれた脊振で木が癒やしてくれる時間をたくさんの人と共有することで、森の大切さ・木材を使うことの重要性に気づいてもらえたら」と話す。

 参加費は、大人(高校生以上)=1000円、小・中学生(10歳以上)=500円、10歳未満・未就学児無料。「椎茸原木調達&椎茸オーナー」は1万円(椎茸菌費用含む、要予約)。

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