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佐賀・神埼の木工会社が新商品 天然スギ使った置き時計、年輪で伝統文様表現

新商品の「NENRIN CLOCK」を手にする専務の実松英樹さん

新商品の「NENRIN CLOCK」を手にする専務の実松英樹さん

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 「ミマツ工芸」(神埼市柳島、TEL 0952-44-2455)が9月10日、スギ材を使った置き時計「吉祥文様(きっしょうもんよう)シリーズ『NENRIN CLOCK(ネンリン・クロック)』」の販売を始める。

「NENRIN CLOCK/YABANE」、「NENRIN CLOCK/HAMON」

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 1972年(昭和47年)に創業し、木工製品の企画・デザイン・販売を行う同社。「置く」という日常の動作をテーマにした卓上小物など身の回りにあるだけで笑顔になれるようなものづくりを目指して商品を展開してきた。

 今回の新シリーズは、以前地元客向けに販売していた「NENRIN CLOCK/HAMON(波文)」が好評だったことから、全国展開を目指してあらためて企画した。天然スギの美しい年輪や目を生かし、昔から祝い事に使われてきたという吉祥文様を表現したデザインが特徴。

 団結力や結束力を表す「矢羽根(やばね)文様 NENRIN CLOCK/YABANE」(3万3,000円)、「いつまでも穏やかな暮らしが続くように」との願いを込めたという「青海波(せいがいは)文様 NENRIN CLOCK/HAMON」(2万6,000円)、家内安全や家内繁盛を願う「縞(しま)文様 NENRIN CLOCK/SHIMA」(1万9,000円)の3種類を用意する。100文字以内でメッセージを入れられる裏面のプレートは、外側から見えないよう普段は裏返しておくこともできる。一つ一つが職人による手作りで、月20台限定で販売する。

 専務の実松英樹さんは「人生の節目や企業の周年など、特別な場面で喜んでもらえることを想像し、一つとして同じ形がない中からより美しい模様の年輪を選定する過程が楽しくて仕方ない。今後も、壁にかけられるように裏面を加工する、商標・意匠登録を完了させてその証の印を入れるなど、改良を重ねていく予定」と話す。

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