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佐賀大近くに古民家オフィス兼シェアスペース 遊びを通じて学べる場創出目指す

シェアスペース「あそびとまなび部屋」で利用を呼びかけるオーナーの吉田誌子さん

シェアスペース「あそびとまなび部屋」で利用を呼びかけるオーナーの吉田誌子さん

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 佐賀大学近くに7月1日、古民家オフィス兼シェアスペース「ぺぺんち」(佐賀市赤松町)がオープンした。

会議や勉強会などに使えるシェアスペース「もくもくルーム」

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 佐賀市内で7年半、学習塾を経営していた吉田誌子(ふみこ)さんがオーナーを務める同施設。いろいろな子どもたちと触れ合ううち、勉強の枠を超えて人として豊かに生きる力を伸ばす場所を作りたいと、吉田さんの祖母が住んでいた古民家を活用し、吉田さんの友人のオフィスとシェアスペースを備えた施設として開設した。施設名は、祖母が孫たちから呼ばれていたあだ名「ぺぺ」から名付けたという。

 シェアスペースは14畳の和室「あそびとまなび部屋」と8畳ほどの洋室「もくもくルーム」の2部屋。「あそびとまなび部屋」は、親子サークルや趣味のレッスン、茶話会利用などに対応する。「もくもくルーム」は、机と椅子16席を備え、会議や研修などに使えるほか、毎月第1・3木曜10時~12時に「もくもくTIME(タイム)」(1人=500円)として、学生やフリーランスなどの集中したい個別作業に対応する。スペース内にはこのほか、冷暖房やWi-Fiを備え、必要に応じてホワイトボードやプロジェクター、スクリーンの貸し出しも行う。今後、ヨガや編み物のレッスン、子どもの質問力や伝える力を伸ばす講座、夏休みの宿題に取り組むイベントなどを予定している。

 吉田さんは「子どものころ、私たちが自由に遊んでいた家を、これから集まる人たちに伸び伸びと使ってほしい。皆で楽しむことを通じて学びや気づきが生まれる講座やイベントを企画していきたい。性別や年齢、生活のバックグラウンドに関わらず誰もが心地よく過ごせて、一人一人が得意なことを生かして助け合ったりできるような『優しい補い合いができるコミュニティー』に育てていけたら」と話す。

 シェアスペース利用料は、1時間=800円、時間帯区切り(10時~12時、13時~15時、15時30分~17時30分)=各1,500円。

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