佐賀で子ども食育教室「青空キッチン」 命を頂くことの大切さも教える

あんスティックの揚げ方を教える「青空キッチン」の黒田香織さん

あんスティックの揚げ方を教える「青空キッチン」の黒田香織さん

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 女性支援拠点「poco a bocco(ポコ・ア・ボッコ)」(佐賀市水ケ江2)で現在、子どもたちが料理と食に関する知識や習慣を学ぶ教室「青空キッチン」が開かれている。

食に関するドリルに取り組む黒田さんと子どもたち

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 「食に携わる仕事をしたい」と、佐賀市在住で野菜ソムリエの資格を持つ黒田香織さんが昨年12月に始めた教室。「青空キッチン」は、一般社団法人日本キッズ食育協会が、子どもたちに人間力を高めるための「食」を伝える「キッズ食育」の考え方で現在、全国約20カ所で開いている。黒田さんはこの理念に共感し、同協会の「キッズ食育トレーナー」の資格を取得、「佐賀スクール」を開いた。

 4月21日に開いた教室には小学4・5年生が参加、「おやつメニュー」として子どもたちはかしわ餅、あんスティック、緑茶を作り、料理の合間に、かしわ餅の由来などメニューに合わせたドリルで勉強した。

 黒田さんは「子どもたちと食を学び、料理を伝えることは、子どもたちの成長も見えて、1回で終わる料理体験にはない魅力がある。味覚や一番発達する子どもの時に、この教室などで多くの食体験をしてもらい、『命を頂く』ことの大切さと親への感謝も一緒に教えていきたい」と話す。

 通常レッスンは水曜・土曜に開く。体験レッスンも受け付けている。料金は2,000円+材料費(幼児=300円、低学年=400円、高学年500円)。

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