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佐賀大学生が選書冊子「コトノハ」発行へ 大学図書館利用者増図り、次号へも意欲

「コトノハ」を企画した佐賀大学経済学部3年の山本泰三さん

「コトノハ」を企画した佐賀大学経済学部3年の山本泰三さん

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 佐賀大学付属図書館(佐賀市本庄町1)を盛り上げようと同大の学生有志でつくるサポーター団体「さらりーず」が9月、お薦め書籍を紹介するフリーペーパー「コトノハ」を発行した。

佐賀大学付属図書館に並ぶ「コトノハ」

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 同館に収蔵する書籍を提案する「学生選書委員会」が昨年、呼称をあらため発足した同団体、現在9人の学生で活動している。

 メンバーの一人、同大経済学部3年の山本泰三さんは「面白いと思う書籍を紹介し、聴衆の投票で勝敗を決める『ビブリオバトル』など、本を楽しむイベントなどをこれまで企画してきた。地域の人に大学図書館を利用してもらい、自分たちの視点で選んだ本に触れるきっかけを作りたい」と話す。

 冊子では、山本さんらが、星新一「気まぐれロボット」、加藤シゲアキ「ピンクとグレー」、道尾秀介「光媒の花」、朝井リョウ「もういちど生まれる」の4冊を選び、同大写真部が画像を撮影。パワーポイントでページを作成し、「さらりーず」のメンバーがカラープリンターで印刷・製本を行い100部を完成させた。

 山本さんは「本の世界に興味を持ってもらえるような冊子ができたことで、メンバーから次号のアイデアも次々出てきた。次は大学周辺の人にも参加してもらえれば」と意欲を見せる。

 冊子は同大学図書館、学生会館で配布している。

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