プライベートキャンプ場「むおんきゃんぷ」（佐賀市富士町大野古賀）が9月28日、1日1組限定のテントサウナレンタルを始めた。

プライベートキャンプ場「むおんきゃんぷ」でレンタルするテントサウナ内部

　今年3月まで佐賀県地域おこし協力隊を務め、5月からコワーキング＆レンタルスペース「音無（おとなし）てらす」を運営する山本卓（すぐる）さんと、同地区のゲストハウス・カフェ「山秀朗（さんしゅうろう）」店主の藤田健臣（たけおみ）さんが、「山秀朗」向かいの耕作放棄地を活用し、昨年10月に開設した1日1組限定のキャンプ場。「音がない」くらいの静かな場所といわれる通称「音無地区」にあり、オープン直後から週末中心に多くの利用があり、2カ月先まで予約が埋まることもあるという。

　テントサウナは、耐火性のテントの中をたき火やストーブで温めて楽しむもので、「日々の忙しい生活から離れたプライベートキャンプ場で自分だけの時間を楽しんでもらう」新たなプランとして今回のサービスを始めた。テントサウナやまきストーブ、サウナストーン、一酸化炭素チェッカー、簡易プール、椅子2脚を貸し出す。初回利用のみ事前予約でスタッフが設営のサポートも行い、宿泊を伴う利用もできるという。

　山本さんは「サウナで温めた体を自然の外気浴で整えることができるのが魅力で、まだ佐賀に来たことのない人やテントサウナに興味あるけどきっかけがない人に利用してほしい。音無地区は気持ちをリセットするには最高の場所で、サウナを通じた交流人口増加も目指していきたい」と話す。

　利用時間は13時～21時。利用料金は1人3,000円（4人以上は9,000円、別途キャンプサイト利用料金1人3,500円が必要）。まき代（700円）、シャワールーム利用（500円）のオプションも用意する。