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佐賀にカステラ新商品「サンノーリの告白」 抹茶と色落ちノリを合わせる

カステラ「サンノーリの告白」を手にするJF佐賀有明海直販所「まえうみ」の野口正俊店長

カステラ「サンノーリの告白」を手にするJF佐賀有明海直販所「まえうみ」の野口正俊店長

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 食品企画販売を手がける「オフィス・タカハシ」(吉野ヶ里町大曲)が6月10日、抹茶と色落ちノリを組み合わせたカステラ「サンノーリの告白」の販売を始めた。

「オフィス・タカハシ」が販売を始めた、抹茶と色落ちノリを合わせたカステラ「サンノーリの告白」

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 同社はこれまで、「佐賀県蒲鉾(かまぼこ)協同組合」(佐賀市本庄町)と、有明海に生息する大型のエイ「ナルトビエイ」を使って開発した「ナルトビエイハンバーグ」や、「菓秀苑 森長(かしゅうえん もりちょう)」(長崎県諫早市)と開発した「軍艦島カステラ」など、商品企画や販路開拓を行っている。

 今回販売を始めたカステラ「サンノーリの告白」の開発のきっかけは、のり製品を製造する「サン海苔(のり)」(光2)の松尾修さんが「佐賀県有明海漁業協同組合」に在籍していた2018(平成30)年ごろに色落ちノリを活用したいと相談を受けたことから。色落ちノリは、多い年で数百万枚が流通に乗らずに廃棄されているといい、活用方法を研究。「佐賀大学」や「佐賀県工業技術センター」(鍋島町)、「サン海苔」などと共同で、色落ちノリを使った乳酸菌発酵液を開発する一方、一般販売できる食品開発を進め、今回、抹茶と色落ちノリを組み合わせたカステラを商品化した。商品名の「サンノーリ」は、イタリア・シチリア島の伝統菓子「カンノーリ」をヒントに「サン海苔」が名付けた。

 「オフィス・タカハシ」の高橋勝則社長は「カステラのしっとりさと、ノリの風味で、じわっと広がる昔ながらの甘さを目指した。子どもからシニアまで幅広く楽しめるので味わってほしい。今後も色落ちノリを活用した新たな商品開発も進めたい」と話す。

 価格は1,650円。JF佐賀有明海直販所「まえうみ」(光2)などで販売する。

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